#新しい経験への恐れを興奮に変えた #ギリシャでのウミガメ救助、忘れられない思い出と友人 #感激、楽しさ、感謝
「怖くて震えることと、興奮して震えることは、ある意味同じだ。」 誰かは自分が震えているのは怖くて震えているんだと思っているが、 誰かは興奮して震えていると思う。 それはごく些細な認識の違いだが、結果はものすごく違う。」 このボランティアプロジェクトが終わり、私は 新しい経験を前にする胸の高鳴りを違うふうに受け止めることに決めた。 ギリシャ、地中海で傷ついたウミガメ救出作戦 チャン・ドゥヒョン ギャップイヤー族 ギャッパー(25歳、大学生)/4週間のギャップイヤー |
#二度と忘れられない思い出作り

こんにちは、私は日本で留学中のチャン・ドゥヒョンです。経済学を専攻しています。日本語はネイティブレベル、英語は日常会話が可能なレベルです。日本で学校に通いながら合間にアルバイトをして貯めたお金で今回のギャップイヤープロジェクトに申し込んで参加しました。
私はもともと動物が大好きでした。韓国の実家でも猫や犬、鶏などさまざまな動物を飼っていて関心がありました。だから海外で友達を作りながら動物に関することができる仕事は何だろうと考え、その結果このウミガメのボランティアプロジェクトを選びました。
プロジェクトに参加するきっかけは、将来海外を中心に活動する仕事をしたいと思っており、世界のいろいろな人々に事前に会ってみる経験をしたかったからです。そしてそのために英会話の力も伸ばしたいと思いました。
今回のプロジェクトの一番大きな目標は二つありましたが一つ目は二度と忘れられない思い出を作ること、二つ目は友達を作ることでした。幸いにも両方の目標を達成できたようです。そしてその過程で自分に多くの試練を与え、それを乗り越えてみたいとも思いました。
* 新しい経験と進路探索を望んでいたチャン・ドゥヒョンさんには従来の考えを打ち破るミッション、新しい経験と挑戦に対するカスタムの1:1個人ミッションが毎日提供され、自分を振り返り計画を立てられるギャップイヤーノートも提供されました。
#二人で夕暮れ時を見ながら本当に美しいとおしゃべりしたりもした。

私がボランティアをした場所はギリシャのキプロシアというところでした。
(※編集者:本プロジェクトはギリシャのさまざまな地域で実施されています。)
そこはウミガメ保護のボランティア活動地域のひとつだった。キプロシアは長い海岸線(約20km)があり管理することが多かったが、人数が少なかったため、全員が様々なシフト(活動)を順番に回して少なくとも一度は行うことができた。シフトの種類はモーニングサーベイ、キオスク、ボクシング、エクスカベーション、クッキング、キャンプ清掃、買い出し、データベース、ホテルプロモーションなどがあった。中でも私が最初に担当したシフトはキオスクだった。
初めてシフトを任されたときは何をすればいいか分からず、ぼんやりと同じシフトを担当している友達の後ろをついて回っていた。キオスクのシフトは、ボランティア団体の屋台を運営し、いろいろなグッズを販売する仕事だ。
仕事をしながらギリシャ語の挨拶を覚え、近所に住む人や旅行者に挨拶したり、ウミガメについて尋ねてくる人に説明したりもした。人がいないときは二人で小さな屋台の中で静かに拙い英語で会話を交わした。
キオスクは日が沈み始める頃に始まり、夜遅くまで営業していた。海がよく見える場所にあるキオスクの中で二人で夕暮れを眺めながら、本当に美しいねとおしゃべりしたこともあった。 時間が経つにつれてボランティアのシフトに徐々に慣れ始めた。
朝ごとにウミガメのトラックと巣を調査するモーニングサーベイ、すでに孵化が終わった巣を掘り起こして孵化した卵の数を把握し、孵化しなかった卵を割って孵化しなかった理由を調べるエクスカベーション、ウミガメが道路に出られないように巣を箱で囲み夜通しウミガメを見張るボクシングなど。すべてのシフトを何度か繰り返してだいぶ慣れた。
# 韓国では一度も見たことのない天の川を毎晩見た。
モーニングサーベイは朝6時に海岸に出て昼休みまで海岸を歩き回り、ウミガメの巣を確認し、子ガメたちが夜に残したトラックを調査する仕事だ。しかし、やはり早朝から強い陽射しを浴び、足が埋まるような砂浜を数キロ歩き回るのは疲れるしかなかった。
しかし、夜通しで何百匹もの子ガメが孵化して海へ向かうときに残した何百ものトラックを見ると胸がいっぱいになった。逆に、孵化して出てきたものの野犬やキツネ、鳥に捕食されて海に行けなかったトラックを見つけた時は胸が痛んだ。
(※編集者:子ガメは孵化後に海へ向かって這っていきます。そうすると砂浜に子ガメが這っていった跡ができるのですが、これをトラックと呼びます。)
モーニングサーベイを終えて疲れた状態でキャンプに戻り、新鮮な卵とトマトのサラダで昼食を作って食べ、日差しの当たらないハンモックで眠るとそれだけで疲れがすべて取れたこともあった。
エクスカベーションは最も体力を要するため、日差しが強いときはできなかった。だから主にエクスカベーションをするのは、日の出て間もない朝にモーニングサーベイの合間に行ったり、日が沈み始める頃に行ったりした。
エクスカベーションはウミガメの巣を掘り起こして卵を探し出す作業で、砂を数十センチ掘り起こしながら巣を探さなければならなかった。巣を見つけるのも大変だが、卵を取り出すのも、孵化しなかった卵を割って中身を確認するのも、本当に大変だった。
最初は砂を掘り起こして巣を探すのが楽しかったが、1日に何十もの巣を見つけて砂を掘ると精神的にも肉体的にもかなり疲れてしまった。それでも時々巣の中で孵化したが外に出られなかったカメたちを見つけて海へ送り出すときは、自分の仕事のやりがいを感じられた。
エクスカベーションは暗くなるとこれ以上進められないため、キャンプへ戻ることになっていた。だからエクスカベーションをしながらよく夕日を見ることになったが、そのひとつひとつが感嘆するほど美しい夕焼けだった。そして太陽がすっかり沈み、近くに小さな明かりもないときに姿を現す星々の海もまたまばゆく美しかった。韓国では一度も見たことのなかった天の川を、毎晩見ていた。そのおかげで、名前だけは聞いたことがあって実際に見たことのなかった星座を指でたどって探したり、遠くに赤く輝く火星を見つけたこともあった。
# その小さなカメの強い生命力が手を通してすぐに感じられた。
ボクシングとは、夜中に孵化する仔ガメたちが道路に出ないように、巣を箱で覆って塞ぐことだ。しかし、巣から出た仔ガメたちを箱の中に長時間閉じ込めておくわけにはいかないので、夜通し何キロもの海岸を十回以上往復してボクシングしてある巣を探し、孵った仔ガメを集めて光のない場所から海へ送ることもした。
時々百匹ほどの仔ガメが孵化することもあって、その仔ガメをひとつひとつ手に取って海へ運ぶとき、その小さな命の強さが手を通してすぐに伝わってきた。仔ガメたちは必ず自分の力で海まで進まなければ、これから海で生き抜く力をつけられない。
そのため私たちは仔ガメを海から数メートル離れた場所で放し、海の方へ誘導するのだが、百匹ほどの仔ガメが列をなして海へ進んでいく様子は、一寸先も見えない夜の中でも私の目に鮮明に刻まれた。そして夜通しのシフトなので車でうたた寝をすることがしょっちゅうあったが、車の中でくだらない話をして騒いだり笑ったりしていると、夜通しの疲れを忘れられることもあった。
私が主に担当したシフトはだいたいこんな感じだろう。その他のシフトは上のシフトを少し変えたものや、掃除、料理などだった。
# 週に何度も開かれたパーティーでは、音楽をがんがんかけて文字通りバカみたいに楽しんだ。
ヨーロッパのさまざまな国から来た友人たちが作ってくれた、聞いたこともない料理は私の料理に対する狭かった視野を広げてくれ、夜遅くに集まってしたゲームは今でも忘れられない。週に何度も開かれたパーティーでは、音楽を大音量でかけて本当にバカみたいに楽しんで遊んだ。
ピザパーティー、映画パーティー、コスプレパーティー、飲み会、どれひとつとして私は忘れられない。パーティーとは楽しむためのもの。では楽しむためにはどう遊べばいいのか?それを学んだ時間だった。子どものようにくだらない賭けをして騒いだり、みんなで集まって飲みゲームをして飲んでまた飲んだり、みんなで毛布をそれぞれ羽織って座り、投票で選ばれた映画を見て笑ったりもした。
ギリシャでは何をしていてもいつも賑やかで、どこの国の歌かもわからない曲を流していた。時にはそのリズムに合わせてみんなで歌い、作業中に踊ったり、ギターやウクレレでメロディーを弾いたりもした。ギターを手に簡単なコードを弾きながらみんなで『LAZYSONG』を歌うと、思いのほかハーモニーが合っていて、終わったあとに一笑いした。
# いつも気にかけてくれて一緒にいてくれる友人たちがいたので、私は孤独ではなかった。
9月が暮れようとすると、このウミガメのプロジェクトもともに終わりを迎え始めた。人々は一人また一人と別れの挨拶をし、ゲストブックに英語で長い手紙を残して去っていった。シフトもだんだんと減り始め、満員だったキャンプのテントも次第に少なくなっていった。
いつも暑かったギリシャの夏も、去る準備をしているのか少し肌寒い日が続いた。その寂しさを忘れるためだろうか。最後が近づくにつれて私たちはキャンプでより頻繁にパーティーを開き、ゲームをして賑やかに過ごした。それでも「最後」という瞬間は目の前に迫ってきた。
一か月の間一滴の雨も降らなかったキプロシアは、私が去る前日に台風のような雨を降らせた。そのせいでテントや服、タオルがすべて濡れてしまった。そのため最終出発の日に荷物をまとめるのがとても大変だった。
最後に出発する前、皆で見送りに来てくれたとき、みんなが一人ずつ私を抱きしめてくれて、『あなたのおかげで楽しかった』『ありがとう』と一言ずつ言ってくれた。しかし、皆のおかげで遠いギリシャでの生活は退屈せず楽しかった。
みんなは一人でこのようなボランティアをすることにどれほど大きな勇気が必要か分かってくれて、すごい、勇敢だと言ってくれた。しかし、ちゃんと英語も話せず緊張していた私に先に声をかけてくれた友達たちの方がずっと勇敢だった。一緒にゲームをするときも、話すときも、どこかに遊びに行くときも、いつも気にかけて一緒にいてくれる友達がいたから私は寂しくなかった。
# 私は新しい経験を前にしたドキドキを違ったふうに受け止めることに決めた。
出発前の最後の日、私は本当に一生懸命やっただろうか、こんな遠くまで来て私は何かを得られただろうか?私は少し変わっただろうか、と考えた。しかしやはり悔いが残った。もっと上手くできたのに、シフトも人間関係も。もう少し自分から何度か話しかければよかった、あまり親しくなかった人たちとももっと話してもっと近づけばよかった。
しかしこうした後悔が残って苦しいが、それでも私はここに来てよかったと思う。もしまたここでボランティアする時間と機会があれば、私はためらわずに飛行機を予約して出発するだろう。友達とシフトのない日に海辺に出かけ、海風に当たりながら海の向こうに沈んでいく夕陽を見てこんな会話をしたことがある。
「恐ろしくて震えることと興奮して震えることは、ある意味同じだ。誰かは自分が震えるのは恐いからだと思うが、誰かは興奮して震えていると思う。それは、ごく些細な認識の違いだが結果は驚くほど違う。」
私はギリシャに一歩を踏み出したときものすごく緊張した。それはおそらく初めて経験することへの恐怖だったのだろうと思う。しかし長かったようでもあり短かったようでもあったこのボランティアプロジェクトが終わり、私は新しい経験を前にしたドキドキを違ったふうに受け止めることに決めた。
# 現地で出会った人たち
本当に多くて多様な人々に出会ったので5行で書けるかどうかわかりません。フランスから来たルディンは英語力が本当に私と似ていて最も多く会話したように思います。イギリスから来たガイは本当に性格が良く誰にでも親切で、一緒にいると楽しくて最も酒を酌み交わしました。同じくイギリスから来たニコは人を楽しませる方法を知っていて、多くのイギリスのゲームを教えてくれました。ドイツから来たサラ、ニケもみんな陽気で優しい友達で、仕事について多くを学びました。
# プロジェクトを終えた後
人にもっと親しみを持って近づく方法を学びました。そして逆境や辛さ、苦しみ、孤独への対処法も自分で身につけたように思います。多くの友達ができ、一生忘れられない思い出を作りました。
そして多くの人と会話を重ねる中で、自分の将来についても多く考えるようになりました。参加前は目標について漠然としているだけでしたが、参加後はどうすればその目標を達成できるかについて、具体的なプランを立てられるようになりました。
# 参加を検討している方へ
まずこのプロジェクトを経験した者として簡単なアドバイスをすると、怖がらずに自分から人に近づいて握手を求めて自己紹介をするだけでも多くの人間関係を築けるということです。そしてどんなに大変で疲れていても、頑張ろうとする姿勢を見せれば、それだけで周りの人が集まってくるということです。
そして何かパーティーやフェスティバルがあれば、人から一緒に行こうと誘われることがあるでしょうが、疲れていたり面倒だからと断るより、一緒に参加する方がより楽しく過ごせる方法だと思います。
# 私のギャップイヤー・TIP
- 言語
このボランティア活動で最も強く感じたのは、やはり英語は自信だということです。恐れずに人と会話し、自分から話しかけてみたり、間違いを指摘されたり質問したり、時には身振り手振りを交えて話すことが、いつの間にか自分の英語力の基礎になりました。しかしやはり行く前に日常会話でよく使われる表現をいくつか覚えておくと役に立つでしょう。
- 宿泊
ここは必ずキャンプ場で過ごすことになるので、テントを持って行くのが絶対に良いです。私はテントは一人用で十分だと思っていましたが、念のため少しかさばる3人用テントを持って行きました。そしてその判断は間違っていませんでした。テントが十分に広ければ休むときも快適に過ごせ、その中に荷物を整理しておけて便利でした。睡眠は疲労回復において最も重要な部分です。だから寝具はよく考えて、なるべく快適に眠れるものを持って行くことが大切だと思います。かさばりの少ない毛布やエア枕、エアマット程度なら適度で、必要な空気ポンプはだいたいテントに備え付けられていることが多いので良い選択だと思います。
- 持ち物
持ち物についても、私は無ければ無いでやってしまう性格なのであまりアドバイスできることはないのですが、あって良かったと思ったのはやはり本です。最初は馴染めず一人で過ごす時間に退屈なとき、本を読んで時間を過ごせましたし、後で友達に「何の本を読んでるの?」と聞かれたときの話題にもなってくれました。そうしてお互い知らなかった本の話をしたり、共通の話題が出たときは本当に楽しく話すことができました。
私のギャップイヤーは
経験 ★★★★★
学び ★★★★★
環境 ★★★★★
安全 ★★★☆☆
余暇 星4つ(5つ中)
「怖くて震えることと、興奮して震えることは、ある意味同じだ。」 誰かは自分が震えているのは怖くて震えているんだと思っているが、 誰かは興奮して震えていると思う。 それはごく些細な認識の違いだが、結果はものすごく違う。」 このボランティアプロジェクトが終わり、私は 新しい経験を前にする胸の高鳴りを違うふうに受け止めることに決めた。 ギリシャ、地中海で傷ついたウミガメ救出作戦 チャン・ドゥヒョン ギャップイヤー族 ギャッパー(25歳、大学生)/4週間のギャップイヤー |
#二度と忘れられない思い出作り

こんにちは、私は日本で留学中のチャン・ドゥヒョンです。経済学を専攻しています。日本語はネイティブレベル、英語は日常会話が可能なレベルです。日本で学校に通いながら合間にアルバイトをして貯めたお金で今回のギャップイヤープロジェクトに申し込んで参加しました。
私はもともと動物が大好きでした。韓国の実家でも猫や犬、鶏などさまざまな動物を飼っていて関心がありました。だから海外で友達を作りながら動物に関することができる仕事は何だろうと考え、その結果このウミガメのボランティアプロジェクトを選びました。
プロジェクトに参加するきっかけは、将来海外を中心に活動する仕事をしたいと思っており、世界のいろいろな人々に事前に会ってみる経験をしたかったからです。そしてそのために英会話の力も伸ばしたいと思いました。
今回のプロジェクトの一番大きな目標は二つありましたが一つ目は二度と忘れられない思い出を作ること、二つ目は友達を作ることでした。幸いにも両方の目標を達成できたようです。そしてその過程で自分に多くの試練を与え、それを乗り越えてみたいとも思いました。
* 新しい経験と進路探索を望んでいたチャン・ドゥヒョンさんには従来の考えを打ち破るミッション、新しい経験と挑戦に対するカスタムの1:1個人ミッションが毎日提供され、自分を振り返り計画を立てられるギャップイヤーノートも提供されました。
#二人で夕暮れ時を見ながら本当に美しいとおしゃべりしたりもした。

私がボランティアをした場所はギリシャのキプロシアというところでした。
(※編集者:本プロジェクトはギリシャのさまざまな地域で実施されています。)
そこはウミガメ保護のボランティア活動地域のひとつだった。キプロシアは長い海岸線(約20km)があり管理することが多かったが、人数が少なかったため、全員が様々なシフト(活動)を順番に回して少なくとも一度は行うことができた。シフトの種類はモーニングサーベイ、キオスク、ボクシング、エクスカベーション、クッキング、キャンプ清掃、買い出し、データベース、ホテルプロモーションなどがあった。中でも私が最初に担当したシフトはキオスクだった。
初めてシフトを任されたときは何をすればいいか分からず、ぼんやりと同じシフトを担当している友達の後ろをついて回っていた。キオスクのシフトは、ボランティア団体の屋台を運営し、いろいろなグッズを販売する仕事だ。
仕事をしながらギリシャ語の挨拶を覚え、近所に住む人や旅行者に挨拶したり、ウミガメについて尋ねてくる人に説明したりもした。人がいないときは二人で小さな屋台の中で静かに拙い英語で会話を交わした。
キオスクは日が沈み始める頃に始まり、夜遅くまで営業していた。海がよく見える場所にあるキオスクの中で二人で夕暮れを眺めながら、本当に美しいねとおしゃべりしたこともあった。 時間が経つにつれてボランティアのシフトに徐々に慣れ始めた。
朝ごとにウミガメのトラックと巣を調査するモーニングサーベイ、すでに孵化が終わった巣を掘り起こして孵化した卵の数を把握し、孵化しなかった卵を割って孵化しなかった理由を調べるエクスカベーション、ウミガメが道路に出られないように巣を箱で囲み夜通しウミガメを見張るボクシングなど。すべてのシフトを何度か繰り返してだいぶ慣れた。
# 韓国では一度も見たことのない天の川を毎晩見た。
モーニングサーベイは朝6時に海岸に出て昼休みまで海岸を歩き回り、ウミガメの巣を確認し、子ガメたちが夜に残したトラックを調査する仕事だ。しかし、やはり早朝から強い陽射しを浴び、足が埋まるような砂浜を数キロ歩き回るのは疲れるしかなかった。
しかし、夜通しで何百匹もの子ガメが孵化して海へ向かうときに残した何百ものトラックを見ると胸がいっぱいになった。逆に、孵化して出てきたものの野犬やキツネ、鳥に捕食されて海に行けなかったトラックを見つけた時は胸が痛んだ。
(※編集者:子ガメは孵化後に海へ向かって這っていきます。そうすると砂浜に子ガメが這っていった跡ができるのですが、これをトラックと呼びます。)
モーニングサーベイを終えて疲れた状態でキャンプに戻り、新鮮な卵とトマトのサラダで昼食を作って食べ、日差しの当たらないハンモックで眠るとそれだけで疲れがすべて取れたこともあった。
エクスカベーションは最も体力を要するため、日差しが強いときはできなかった。だから主にエクスカベーションをするのは、日の出て間もない朝にモーニングサーベイの合間に行ったり、日が沈み始める頃に行ったりした。
エクスカベーションはウミガメの巣を掘り起こして卵を探し出す作業で、砂を数十センチ掘り起こしながら巣を探さなければならなかった。巣を見つけるのも大変だが、卵を取り出すのも、孵化しなかった卵を割って中身を確認するのも、本当に大変だった。
最初は砂を掘り起こして巣を探すのが楽しかったが、1日に何十もの巣を見つけて砂を掘ると精神的にも肉体的にもかなり疲れてしまった。それでも時々巣の中で孵化したが外に出られなかったカメたちを見つけて海へ送り出すときは、自分の仕事のやりがいを感じられた。
エクスカベーションは暗くなるとこれ以上進められないため、キャンプへ戻ることになっていた。だからエクスカベーションをしながらよく夕日を見ることになったが、そのひとつひとつが感嘆するほど美しい夕焼けだった。そして太陽がすっかり沈み、近くに小さな明かりもないときに姿を現す星々の海もまたまばゆく美しかった。韓国では一度も見たことのなかった天の川を、毎晩見ていた。そのおかげで、名前だけは聞いたことがあって実際に見たことのなかった星座を指でたどって探したり、遠くに赤く輝く火星を見つけたこともあった。
# その小さなカメの強い生命力が手を通してすぐに感じられた。
ボクシングとは、夜中に孵化する仔ガメたちが道路に出ないように、巣を箱で覆って塞ぐことだ。しかし、巣から出た仔ガメたちを箱の中に長時間閉じ込めておくわけにはいかないので、夜通し何キロもの海岸を十回以上往復してボクシングしてある巣を探し、孵った仔ガメを集めて光のない場所から海へ送ることもした。
時々百匹ほどの仔ガメが孵化することもあって、その仔ガメをひとつひとつ手に取って海へ運ぶとき、その小さな命の強さが手を通してすぐに伝わってきた。仔ガメたちは必ず自分の力で海まで進まなければ、これから海で生き抜く力をつけられない。
そのため私たちは仔ガメを海から数メートル離れた場所で放し、海の方へ誘導するのだが、百匹ほどの仔ガメが列をなして海へ進んでいく様子は、一寸先も見えない夜の中でも私の目に鮮明に刻まれた。そして夜通しのシフトなので車でうたた寝をすることがしょっちゅうあったが、車の中でくだらない話をして騒いだり笑ったりしていると、夜通しの疲れを忘れられることもあった。
私が主に担当したシフトはだいたいこんな感じだろう。その他のシフトは上のシフトを少し変えたものや、掃除、料理などだった。
# 週に何度も開かれたパーティーでは、音楽をがんがんかけて文字通りバカみたいに楽しんだ。
ヨーロッパのさまざまな国から来た友人たちが作ってくれた、聞いたこともない料理は私の料理に対する狭かった視野を広げてくれ、夜遅くに集まってしたゲームは今でも忘れられない。週に何度も開かれたパーティーでは、音楽を大音量でかけて本当にバカみたいに楽しんで遊んだ。
ピザパーティー、映画パーティー、コスプレパーティー、飲み会、どれひとつとして私は忘れられない。パーティーとは楽しむためのもの。では楽しむためにはどう遊べばいいのか?それを学んだ時間だった。子どものようにくだらない賭けをして騒いだり、みんなで集まって飲みゲームをして飲んでまた飲んだり、みんなで毛布をそれぞれ羽織って座り、投票で選ばれた映画を見て笑ったりもした。
ギリシャでは何をしていてもいつも賑やかで、どこの国の歌かもわからない曲を流していた。時にはそのリズムに合わせてみんなで歌い、作業中に踊ったり、ギターやウクレレでメロディーを弾いたりもした。ギターを手に簡単なコードを弾きながらみんなで『LAZYSONG』を歌うと、思いのほかハーモニーが合っていて、終わったあとに一笑いした。
# いつも気にかけてくれて一緒にいてくれる友人たちがいたので、私は孤独ではなかった。
9月が暮れようとすると、このウミガメのプロジェクトもともに終わりを迎え始めた。人々は一人また一人と別れの挨拶をし、ゲストブックに英語で長い手紙を残して去っていった。シフトもだんだんと減り始め、満員だったキャンプのテントも次第に少なくなっていった。
いつも暑かったギリシャの夏も、去る準備をしているのか少し肌寒い日が続いた。その寂しさを忘れるためだろうか。最後が近づくにつれて私たちはキャンプでより頻繁にパーティーを開き、ゲームをして賑やかに過ごした。それでも「最後」という瞬間は目の前に迫ってきた。
一か月の間一滴の雨も降らなかったキプロシアは、私が去る前日に台風のような雨を降らせた。そのせいでテントや服、タオルがすべて濡れてしまった。そのため最終出発の日に荷物をまとめるのがとても大変だった。
最後に出発する前、皆で見送りに来てくれたとき、みんなが一人ずつ私を抱きしめてくれて、『あなたのおかげで楽しかった』『ありがとう』と一言ずつ言ってくれた。しかし、皆のおかげで遠いギリシャでの生活は退屈せず楽しかった。
みんなは一人でこのようなボランティアをすることにどれほど大きな勇気が必要か分かってくれて、すごい、勇敢だと言ってくれた。しかし、ちゃんと英語も話せず緊張していた私に先に声をかけてくれた友達たちの方がずっと勇敢だった。一緒にゲームをするときも、話すときも、どこかに遊びに行くときも、いつも気にかけて一緒にいてくれる友達がいたから私は寂しくなかった。
# 私は新しい経験を前にしたドキドキを違ったふうに受け止めることに決めた。
出発前の最後の日、私は本当に一生懸命やっただろうか、こんな遠くまで来て私は何かを得られただろうか?私は少し変わっただろうか、と考えた。しかしやはり悔いが残った。もっと上手くできたのに、シフトも人間関係も。もう少し自分から何度か話しかければよかった、あまり親しくなかった人たちとももっと話してもっと近づけばよかった。
しかしこうした後悔が残って苦しいが、それでも私はここに来てよかったと思う。もしまたここでボランティアする時間と機会があれば、私はためらわずに飛行機を予約して出発するだろう。友達とシフトのない日に海辺に出かけ、海風に当たりながら海の向こうに沈んでいく夕陽を見てこんな会話をしたことがある。
「恐ろしくて震えることと興奮して震えることは、ある意味同じだ。誰かは自分が震えるのは恐いからだと思うが、誰かは興奮して震えていると思う。それは、ごく些細な認識の違いだが結果は驚くほど違う。」
私はギリシャに一歩を踏み出したときものすごく緊張した。それはおそらく初めて経験することへの恐怖だったのだろうと思う。しかし長かったようでもあり短かったようでもあったこのボランティアプロジェクトが終わり、私は新しい経験を前にしたドキドキを違ったふうに受け止めることに決めた。
# 現地で出会った人たち
本当に多くて多様な人々に出会ったので5行で書けるかどうかわかりません。フランスから来たルディンは英語力が本当に私と似ていて最も多く会話したように思います。イギリスから来たガイは本当に性格が良く誰にでも親切で、一緒にいると楽しくて最も酒を酌み交わしました。同じくイギリスから来たニコは人を楽しませる方法を知っていて、多くのイギリスのゲームを教えてくれました。ドイツから来たサラ、ニケもみんな陽気で優しい友達で、仕事について多くを学びました。
# プロジェクトを終えた後
人にもっと親しみを持って近づく方法を学びました。そして逆境や辛さ、苦しみ、孤独への対処法も自分で身につけたように思います。多くの友達ができ、一生忘れられない思い出を作りました。
そして多くの人と会話を重ねる中で、自分の将来についても多く考えるようになりました。参加前は目標について漠然としているだけでしたが、参加後はどうすればその目標を達成できるかについて、具体的なプランを立てられるようになりました。
# 参加を検討している方へ
まずこのプロジェクトを経験した者として簡単なアドバイスをすると、怖がらずに自分から人に近づいて握手を求めて自己紹介をするだけでも多くの人間関係を築けるということです。そしてどんなに大変で疲れていても、頑張ろうとする姿勢を見せれば、それだけで周りの人が集まってくるということです。
そして何かパーティーやフェスティバルがあれば、人から一緒に行こうと誘われることがあるでしょうが、疲れていたり面倒だからと断るより、一緒に参加する方がより楽しく過ごせる方法だと思います。
# 私のギャップイヤー・TIP
- 言語
このボランティア活動で最も強く感じたのは、やはり英語は自信だということです。恐れずに人と会話し、自分から話しかけてみたり、間違いを指摘されたり質問したり、時には身振り手振りを交えて話すことが、いつの間にか自分の英語力の基礎になりました。しかしやはり行く前に日常会話でよく使われる表現をいくつか覚えておくと役に立つでしょう。
- 宿泊
ここは必ずキャンプ場で過ごすことになるので、テントを持って行くのが絶対に良いです。私はテントは一人用で十分だと思っていましたが、念のため少しかさばる3人用テントを持って行きました。そしてその判断は間違っていませんでした。テントが十分に広ければ休むときも快適に過ごせ、その中に荷物を整理しておけて便利でした。睡眠は疲労回復において最も重要な部分です。だから寝具はよく考えて、なるべく快適に眠れるものを持って行くことが大切だと思います。かさばりの少ない毛布やエア枕、エアマット程度なら適度で、必要な空気ポンプはだいたいテントに備え付けられていることが多いので良い選択だと思います。
- 持ち物
持ち物についても、私は無ければ無いでやってしまう性格なのであまりアドバイスできることはないのですが、あって良かったと思ったのはやはり本です。最初は馴染めず一人で過ごす時間に退屈なとき、本を読んで時間を過ごせましたし、後で友達に「何の本を読んでるの?」と聞かれたときの話題にもなってくれました。そうしてお互い知らなかった本の話をしたり、共通の話題が出たときは本当に楽しく話すことができました。
私のギャップイヤーは
経験 ★★★★★
学び ★★★★★
環境 ★★★★★
安全 ★★★☆☆
余暇 星4つ(5つ中)
このプロジェクトが特別な理由