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19. 応答せよ1994 医学生ビングレ、自分探しの時間

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© tvN

 

 

※ 上記の人物ビングレはtvNドラマ『応答せよ1994』の登場人物であり、実在の人物ではないことを先にお伝えします。

 

 

昨年のドラマ『応答せよ1994』は90年代のレトロブームを巻き起こし、視聴者から大きな支持を受けました。興味深いのは、このドラマに強い関心を寄せた年齢層が、90年代に大学生活を送ったX世代ではなく、現在の大学生だったという点です。おそらく、20年を経たX世代の大学生活が現代の大学生にも強い共感を呼んだからでしょう。『応答せよ1994』の登場人物は皆、大学生の共感を呼びましたが、その中でも青春の迷いをよく表していた「ビングレ」は特に学生たちに愛されました。おそらく現実の私たちに最も近い人物だと感じられたからでしょう。

 

 

 

 

© tvN

            ビングレ(キム・ドンジュン) 男/医科大学1年生/

        1975年生、20歳/現39歳/忠清北道・槐山郡


 

医大はちょうど1学期だけ通うよ〜 お父さんの夢だから...

 

ビングレは延世大学の医大に入学した、忠清北道・槐山郡出身のエリートです。大学に入って彼は何を感じたのでしょうか。ちょうど20歳になったビングレは、故郷を離れて一人で過ごすことになった土地の新奇さと不安を同時に感じ、父の意向で医大に進んだものの、学科の勉強がまったく自分に合わないことに不安を覚えます。そして、尊敬するし兄のような「スレギ」に抱く奇妙な感情もビングレを混乱させます。ビングレは次第に迷走し、学校を休む日が増え、ついには休学することになります。こうしてビングレのギャップイヤーが始まるのです。

 

休学してから彼はアルバイトを始めました。コンビニ、コーヒーショップ、そして居酒屋、遺体を拭くバイトまで、ビングレは職種を選ばず一生懸命働きました。その間、親が稼いだお金で生活し学業に専念していたビングレは、初めて給料というものを受け取る社会経験をしたのです。ギャップイヤーの間、アルバイトは大変だったでしょうが、学業の枠に閉じこもってただ迷っていた大学の初期よりは幸福だったはずです。

 

 © tvN

 

 

彼が単にギャップイヤー中にアルバイトだけをしていたわけではありません。ビングレは自分の夢を見つけるための活動も行っていました。すなわち『大学歌謡祭への出場』です。普段からビングレは音楽が好きで、たっぷり音楽を聴ける居酒屋でアルバイトまでしていました。しかし音楽が好きで歌手になるという夢は父が歓迎するものではありませんでした。だからビングレは毎日息をひそめ、父の意向どおり医大に進学したのかもしれません。ビングレは大学歌謡祭のために下宿の仲間たちの応援や多くの助けを得ましたが、残念ながら予選で落選してしまいます。

 

 

とはいえ彼は夢をあきらめませんでした。ビングレは再び挑戦します。レコード制作会社に会い、自分でレコードを制作することです。ビングレはレコード制作のために金まで投資しましたが、制作会社は金を持って姿をくらましました。ビングレは制作会社に騙されたのです。現在に戻り39歳になったビングレは、自分が望んでいた夢とは反対の皮膚科医になっていました。音楽をしたいという漠然とした夢だけを持って勉強していた自分よりは失敗したかもしれませんが、夢に挑戦したのだから何の後悔もないでしょう。実はギャップイヤーもこういうものです。ギャップイヤーは必ず成功しなければならないわけではありません。懸命に挑戦したが失敗を味わう経験、それもまたギャップイヤーなのです。 

結局、彼は医科大学に進学しようと決心しますが、その決断もギャップイヤー期間中に為されたものです。ビングレにとってギャップイヤーは、学業から離れて家族のことをより深く考えることのできた時間だったのでしょう。学業にばかり熱中していたために、ビングレは厳しい父親の姿が実は愛であることに気づいていませんでした。しかしギャップイヤーの間、父が体調を崩して入院生活を送っていても、ビングレのために病院代が負担でも学費を着実に送ってくれるのを目にするのです。学業だけに没頭していたなら見えなかった家族への愛を感じることで、ビングレはなぜ自分が医科大学に進むべきなのか、もっと一生懸命勉強すべきなのかという疑問を解消します。そして彼は厳しい医学部生活を乗り越え、立派な皮膚科医になります。

ビングレのギャップイヤーは、大学進学後に感じる迷いを乗り越えさせてくれる時間でした。現在の私たち大学生も迷うビングレと同じです。専攻が合わなかったり、自分がどんな職業に就くべきか分からなかったり、なぜ勉強しなければならないのか分からないこともあるでしょう。では、ビングレのようにギャップイヤーを取ってみてはどうでしょうか。おそらく大学生たちもビングレのように迷いをうまく乗り越えられるはずです。


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GUNGUN 編集者

jh30228@naver.com